注目度急上昇!新しい通貨「ユーロ」

注目度急上昇!新しい通貨「ユーロ」

ユーロは新しい通貨です。1999年1月1日から欧州連合(EU)15力国のうちの11力国が参加して欧州単一通貨であるユーロの取引が始まりました。導入当初の参加国はドイツ、フランス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルク、オーストリア、イタリア、スペイン、ポルトガル、アイルランド、フィンランドの11力国でした。その後、ギリシヤ、スロベニア、マルタ、キプロス、スロバキアが加わって、09年3月現在の子−ロ導入国は計16力国、EU加盟国も27力国に拡大しています。

 

01年末まで、ユーロは銀行決済など帳簿上の通貨として、主に金融機関と大企業が使用していました。現金の流通が始まったのは02年1月1日からです。

米ドルに次ぐ第2の基軸通貨

ユーロ圏の人口は約4億9000万人、GDPは約16兆9000億ドルとアメリカに並んで巨大な経済圏となっています。こうした点から、ユーロをドルに次ぐ第2の基軸通貨と位置づける見方が増えています。ただ、ユーロは現状ではユーロ圏16力国に足場を置く共通通貨で、米国という国家の裏づけを持つドルとは違って政治的なリスクがあるという見方もあります。

 

外国為替市場でのユーロの初取引は1999年1月4日で、1ユーロ=1.1754〜58ドル、同1132円55〜65銭で開始しました。その後、135円13銭まで上昇した後、反転して円安の流れになり、00年10月26日には1ユ−ロ=0.8288ドル、同=88円93銭の安値をつけました。

 

米国の赤字や中東情勢がブラス材料に

01年1月〜08年7月までは長期的なユーロ高の傾向になっています。ユーロ高となった要因としては米国における財政と貿易の「双子の赤字問題」や不安定な中東情勢が挙げられます。

 

加えて各国が外貨準備通貨の中身や原油代金支払いの手段をドルからユーロに移す動きなどがユーロの支援材料になりました。またこの期間は経済情勢も良好で金利が上昇傾向にあったため、史上最高値を更新して推移していました。

 

しかし07年に起きた米国発の金融危機は欧州へも波及し、ユーロ圈も大幅な景気悪化を余儀なくされました。それに伴って08年8月〜12月は、ユーロ円が急落する展開を見せています。ただし、かねてから期待されている英国のユーロ参加など、今後とも注目度が高い通貨となりそうです。

 

ところで、インターバンク市場でもっとも取引量の多い通貨ベアはユーロノドルで、常に数億万規模の売買が行われています。サイバーエージェントFXの「外貨ex」でも、ユーロドルの取引が可能です

株、為替ともに先週までの上昇によって為替相場でドル円は上昇し、日経平均は震災前の水準に接近したこと、週末の米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を大きく下回る増加にとどまったことなども加わり、一旦は達成感が意識される。国の方針転換によって停止中の原発の再稼動が難しくなるなか、経済への悪影響が表面化してくる懸念などが上値抑制要因として警戒される。